Cody・Lee(李)の『愛してますっ!』を聴いていたらAirPodsの充電がなくなった

 

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●そうだ近くのコンビニまで歩こうよ ただ縁石歩く君とのハネムー

 

 ケッタに2ケツするのではなく徒歩でコンビニへ行く。時間と心に余裕があるカップル。20代前半ではなく後半か30代前半。きっとワンカラーのワンピースを着たカネコアヤノみたいな女が縁石を片足ずつバランスをとりながら最後まで行けるか行けないかでケタケタ笑う。その姿は、新婚旅行で行くサイパンよりも輝いていることが想像できる。

 

●君のデコルテに住みたくて、その黒子にちょっと妬いちゃって

 

 歌詞の感じがネバヤンからいきなり峯田和伸の世界観になる。デコルテに住みたいってワード中2すぎるし銀杏すぎる。よう出たワード。歌詞検索機能を使って調べてみたら愛乙女☆DOLLってアイドルが「君の中に住みたい」ってう歌詞があった。君の中に住みたいは究極すぎるのでデコルテぐらいがワード的にも大喜利的にも最高。 デコルテのほくろはエロい。さりげなく入れてくるあたりすごい。

 

●ゼクシィ読んでる横顔は重要指定文化財

 

 これは峯田和伸も嫉妬する歌詞じゃないでしょうか。たとえつっこみで、「重要指定文化財やないか」って言われたら拍手笑いかっさらうと思う。この曲の中で1番好きなワード。 SIX LOUNGEのメリールーっていう曲は「漫画を読むあなたの横顔が好きよ」から始まる。何かを読む女性の横顔は魅力がつまっているが、意外と女性側は知らない。女性の皆様。もっと街に本を持ち歩け。

 

●世の中くだらんことばっかだけども君の事だけは愛してますっ。

 

 世の中どうでもいいけど愛してるって感じの歌詞はありふれているけど誰が歌ってても飽きないですね。

 

●一緒に見よ オオギリッシュNight

 

 オオギリッシュNightはゴッドタンの名物企画を指している。個人的にはもう少し攻めてほしかった。オオギリッシュナイトが面白いことはみんな知ってるし、ゴッドタンを出しておけばサブカルカップルが食いつくというあざとさが見えてしまった。若いんだかはもっと最近のこと言えばぶち上がるのに。俺ならこう書く。「一緒に見よ、男だらけのあるある選手権」。

 

●脱ぎたての黒いパーカーを枕元に置きたい。そして行く行くはその温もりで米食べたい

 

「デコルテに住みたい」って歌詞ぐらい中2。日本人みんな米食べるし、どうせだったら好きな人の温もりで炊いた米を食べたいよね、なんて発想どっから思いついたんだよ。

 

 シンセベースなのにドラムは打ち込みにせず、ダブルストローク多めのハットと心地いいギターリフ。男女の愛したりないの掛け合い。サビの4つ打ち。Cメロのキメ。サウンドもかなりいい。 Cody・Lee (李)。少し前からバンド名だけ見たことがあったが、バンド名が読めなさすぎて聴かず嫌いだった。他の曲をディグれていないけれど、まだまだ名曲が隠れていそう。今回は「愛してますっ!」だけをピックアップしたが、ワードセンスがいかつすぎた。売れるとか売れないとかどうでもいいから、これからも名曲を世に放ってほしい。

ラジオについて

 コンテンツが飽和している。何かをしながら消費できるコンテンツ、『ラジオ』が流行る。とキンコン西野は言う。最近はネットラジオも増え選びたい放題なのだが、何を聞けばいいか分からないため片っ端からラジオを聴いてみたが、結局聞くものが決まってくる。今回は聞いているラジオを紹介します。

毎週聞く

●オードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送)

やっぱり好き。リアルタイムで毎週聞くというのは楽しみにしている証拠なのかな。

 

●ニューヨークのニューラジオ(YouTube)

屋敷が何を言うか、どう思ってるか、どう言う角度でみているのかに注目して聴いてる。

 

●金属バットの声流電刹(YouTube)

関西弁が聴きたくて。ほぼ惰性で。

 

●金属バットのmusic sound(GERA)

これも惰性だけど聴いちゃう。

 

●黒帯会議(YouTube)

吉本の芸人ラジオ。最初から聞いて習慣になっている。大西さんの何考えてるかが知りたくて。寺内さんの偏見も聞きたくて。

 

●牛ぺぺの汚いところも愛しておくれ(YouTube)

吉本のめちゃめちゃ無名な芸人のラジオ。ネタは見た事ないが、粗いトークがおもろくて。

 

5割きく

さらば青春の光がTaダBaカSaワギ(TBSラジオ)

たださらはが好きで。森田が好きで。森田の愉快元気おじさん感がいい。

 

霜降り明星オールナイトニッポン(ニッポン放送)

オープニングトークだけ聴くことが多い。会話のテンポと掛け合いが聴き心地良くて。

 

空気階段の踊り場(TBSラジオ)

もぐらのトークうまくて。

 

 ラジオの上手さでいうとアルピー、お笑い色が強いのでいうとママタルトとかになってくると思うのだが、何を考えているか気になる人とか、興味深いトークとかが自分には合っているのだと思う。いろんなラジオを聴いてみたが、ネットラジオは特に雑談をだだ流しするものが多い。聴衆率No.1のオードリーも未だにトークを事前に試して作っているらしい。ネットラジオをやって評価されて局のラジオに出たとしても、ネットラジオのような感じで出てしまう芸人が多い。どんなラジオをやるにしても、終わったあとアドレナリンが出て寝れなくなるまで全力でやってくれよな。

繰り返し見る動画

ネタ番組がたくさん始まってますが、ほとんど何も見ていません。お笑いが好きと言いながら好きなのはお笑いではなく、お笑い『芸人』なのではと自問自答しております。人情が出るラジオの方が好きだし。漫才も人情出るか。

考えれば考えるほど分からないですが、シンプルに何回も見て何回も笑ってるYoutubeの動画を貼ります。

 

とろサーモン久保田の個人チャンネルの中にある再生リスト『久保田が行く』の1つ。内容はピン芸人中山功太』と最近の近況を報告し合うものだ。賞レース王者である2人にしかできないテンポ、泥芸人ならではのワードセンスが魅力。『久保田が行く』の再生リストにある動画全部おもろいです。

 

『岡田を追え』でお馴染み岡田によるウマーバクッキング。ABCテレビで深夜に放送されたもののYouTube版。通常通りの岡田に、巧みなワードセンスで突っ込む加納の掛け合いが魅力。「加納ちゃんも料理とかするの?」の間がきも。

 

『岡田を追え』のチャンネル内にある再生リスト『岡田と谷拓哉さんに密着』の1つ。岡田とパンプキンポテトフライの谷拓哉が夜の港区を散歩する動画。この再生リスト全部おもろいです。

著作権の関係で埋め込みできない。『YouTubeで見る』を押したら見えます。

 

番外編

芸歴1年目の2組のzoom配信。なんか繰り返し見てしまう。10分15秒あたりの「トロサーモンやん」が好き。

 

PS、1年前にYouTubeにあげた『オードリのオールナイトニッポンのジングル』をドラムで叩くというシュール動画が、ちょっと前にバズりだし再生回数が増えてビビっております。叩いてるの僕です。誰にも言えないのでここだけ。以上。

未来のダウンタウンを考える

お笑いを好きになってからダウンタウンの凄さがわかりました。ダウンタウンがいなくなったらお笑い界はどうなるんだろう。ということでダウンタウンがいない『未来』を支える芸人を考えてみた。今回エントリーしたのはこちら。

 

2015年

トレンディエンジェル銀シャリジャルジャルタイムマシーン3号スーパーマラドーナ、和牛、メイプル超合金、馬鹿よ貴方は、ハライチ


2016年

さらば青春の光、アキナ、カミナリ、スリムクラブ相席スタート


2017年

とろサーモン、ミキ、かまいたちさや香、ゆにばーす、マジカルラブリー


2018年

霜降り明星、トムブラウン、ギャロップ、見取り図


2019年

ミルクボーイ 、ぺこぱ、からし蓮根、オズワルド、すゑひろがりず、インディアンス、ニューヨーク


2020年

おいでやすこが、錦鯉、ウエストランド

 

2015年から2020年までのM1グランプリファイナリストの芸人がエントリー。結局実力主義。決勝ぐらい出てないと箔がないでしょ。あとべしゃりの職業。キングオブコントのファイナリストは除外します。

 

①眼鏡

ダウンタウンに限らずMCしてる人で眼鏡つけてる人は見たことない。なに?タモリは眼鏡してる?。いや色付きだから。色つきはセーフだよ。ロンブー淳も眼鏡してる?だから色付きでしょ!淳は色ついてない眼鏡で残ってる人見たことないって事に気づいたんでしょ。俺よりも早く。時代を読むのが早い人なんだから。山里涼太?だから、色付きだよ!縁が赤いでしょ!!おぎやはぎ?ゴールデンでMCしてるの見たことないよ。という事で

 

敗退

トレンディエンジェル銀シャリタイムマシーン3号スーパーマラドーナメイプル超合金、馬鹿よ貴方は、相席スタートとろサーモン、ミキ、ゆにばーす、マジカルラブリー、オズワルド、インディアンス、おいでやすこが


勝ち残り

ジャルジャル、和牛、ハライチ、さらば青春の光、アキナ、カミナリ、スリムクラブかまいたちさや香霜降り明星、トムブラウン、ギャロップ、見取り図、ミルクボーイ 、ぺこぱ、からし蓮根、すゑひろがりず、ニューヨーク、錦鯉、ウエストランド

 

一気に少なくなりましたね。巧みに突っ込める銀シャリが敗退。悲しいね。人気のミキも敗退。意外と敗退したメンバーは誰もが黒縁!メガネかけたいなら色つけて!

 

②はげ

剥げてる人に番組回されたくないよね。ダウンタウンがなぜ剥げてないか。才能があって苦しいことも笑いに変えて、ストレスを最小限に抑えているからだよ。苦労して面白くなっても最後は才能だから。売れないって悩み続けて下積みしても剥げるだけだよ。剥げいじりも時代的にうけなくなるよ。

 

敗退

トムブラウン、ギャロップ、錦鯉

 

勝ち残り

ジャルジャル、和牛、ハライチ、さらば青春の光、アキナ、カミナリ、スリムクラブかまいたちさや香霜降り明星、見取り図、ミルクボーイ 、ぺこぱ、からし蓮根、すゑひろがりず、ニューヨーク、ウエストランド

 

遅咲きの方達残念です。

 

③ツッコミの髪型

へんな髪型の人が女優を回せるか!。MCするなら横流しか前髪上げろ!

 

敗退

スリムクラブ、ミルクボーイ、ぺこぱ、見取り図、ハライチ


勝ち残り

ジャルジャル、和牛、さらば青春の光、アキナ、カミナリ、かまいたちさや香霜降り明星からし蓮根、すゑひろがりず、ニューヨーク、ウエストランド

 

前髪を上げないとMCができないという噂がながれ、コロチキ西野、インディアンスキム、ニューヨーク屋敷らが突如前髪を上げ始めたとか。

 

④老け顔

やっぱり見た目がシュッとした爽やかな感じがないと、印象良くないです。

 

敗退

ウエストランドすゑひろがりず


勝ち残り

ジャルジャル、和牛、さらば青春の光、アキナ、カミナリ、かまいたちさや香霜降り明星からし蓮根、ニューヨーク

 

売れる衣装と売れ残る衣装は違う。どちらとも着物のすゑひろがりずは終わってる。南條は前髪あげてるし禿げてないし、綺麗なスーツを着たらいい。

 

⑤身長差

見た目で区別がわかりやすいのは身長差。5センチ以下のコンビは敗退とします。

 

敗退

ジャルジャル、和牛、さらば青春の光、アキナ、


勝ち残り

カミナリ、かまいたちさや香霜降り明星からし蓮根、ニューヨーク

 

身長でって思うかもしれませんが、結構重要と思います。

 

⑦2人ともトークでおとせる

トーク力大事です。しかもおとせるだけじゃダメです。毎回おとせる。おとせるイメージがある。安心感です。

 

敗退


カミナリ、さや香 、ニューヨーク


勝ち残り

かまいたち霜降り明星

 

さや香トーク力が全く知らないので敗退です。でもここまで残ったのがすごすぎる。さや香、そのうち売れるぜ!

 

⑧同級生

同等に喋れた方がいいよね


敗退

かまいたち


勝ち残り

霜降り明星


優勝は霜降り明星でした。これからのお笑い界は霜降り明星が背負うことになりました。

 

こんな長々と書きましたが、何が言いたいかというと、R-1グランプリのMCについてごちゃごちゃ言われてますが、別に普通じゃなかった??、です。長々すいません。

M1グランプリ

M1グランプリ良かったですね。僕はアマチュアで出場して2年、1回戦で負けてるにも関わらず一緒に戦っている感じで見てます。

動画が消される前に、感想書きます。

 

金属バット

前なら正統派しゃべくりが評価されて決勝行けただろうに。あと3回ぐらい?決勝行って欲しい。

「別件バウワー」は使うよね。

 

コウテイ

前より伝わりにくくなってる気がするのにうけ量えぐかった。決勝行って欲しい。決勝でスギ薬局みたい。

 

ダイタク

1つもボケてないのに笑った。

 

ロングコートダディ

敗者復活では1番好きだった。何回も見まくった。

「めっちゃそうですか」使うよね。

 

ニッポンの社長

敗者復活で一番笑った。なんだあのネタ。辻の脳内が見たい。

 

ニューヨーク

めちゃめちゃニューヨーカーなので、褒めてるベテラン芸人多くて嬉しかった。

賞レース関係なしに、危ないネタいっぱい見たい。

 

見取り図

優勝すると思った。テレビもっと出て欲しい。3段落ちがわかるのに笑っちゃうな。

 

オズワルド

余裕で2年連続で決勝来た感がすごい。賞レース出るなら張り上げたツッコミでもいいと思うけどな。

 

錦鯉

「レーズンパンは見た目で損してる」いいフレーズ。

まんじゅうを食べるのを我慢するやつ、我慢しろ、我慢しろ、我慢しろよーのツッコミが好き。

 

ウエストランド

モテない低身長男子には考えさせれた。芸人に品行方正求めちゃダメよ。ダメダメ。

 

マジカルラブリー

地下芸人からの這い上がりみたいのがかっこいいよな。

 

 

総合

準決勝を画面録画して繰り返し見てたし、お笑いに熱中してたから、全く知らない人がいなかった。

どんどん面白さが増す。芸人同士集まって見てる人、まじで最高なんじゃないか。

 

審査員が文句言われないように、うけ量だけで判断してる気がする。テクニックとかワードとか関係なしに。

ニョーヨーク屋敷が笑ったツッコミ好きじゃないから、今年は笑わずにやったみたいに、M1に評価される為だけに変わってしますのが少し寂しい。

どうりに変えて2回目決勝行ったら、審査員も評価せざる追えないみたいなのも嫌だな。

芸人が賞レースで狂わされてる。勝つためにはしょうがないとわかって入るけど。

 

僕がM1に出場するようになってから家族もM1を見るようになった。父がおいでやすこがで大爆笑してて、確かにわかりやすさって大事だよなって思った。マジカルラブリーは全然面白くなかったらしい。

 

愛知にはツッコミ文化がない。深夜友達に「すき屋いこ」って言われて「いくかー」って返すと90パーセント肯定的に捉えられる。

そんな愛知出身のマジカルラブリー村上がある種ツッコミで日本1になったのは誇らしい。

ツッコミは関西弁しか成り立たない見たいなところがあるが、「違うよー、違うよー」という誰でも使うシンプルなワードでツッコむことの凄さ。

みんなもっと評価するべき。

 

最後に今回めっちゃ見たネタ

www.youtube.com

ニューヨークのYouTubeチャンネルが面白い

 今一番面白いYoutubeは『ニューヨークのYouTubeチャンネル』だ。自粛期間に芸人がこぞってYouTubeを始めた。その中でも僕はニューヨークのYouTubeチャンネルを1番推したい。

 

 はじめに、ニューヨークというお笑いコンビを知っているだろうか。芸歴11年目、東京吉本所属のお笑い芸人である。2019年のM1グランプリで「ラブソング」という歌ネタでファイナリストになったのは記憶に新しいだろう。芸歴11年でありながらM1決勝に行けたのは昨年が初めて、優勝するためには少し難しい歌ネタで挑み最下位だった為、お笑いファンじゃなければあまり記憶に残っていないかもしれない。吉本の劇場の無限大ではトップに君臨し、いつ売れてもおかしくない芸人だったが日の目を浴びず、本人たちも悩んでいたらしい。

 

 そこで10年目の年、何かできないかと考えて2019年1月から自身のYouTubeチャンネルを開設した。そして毎日投稿と、かなりの力を注いでいる。芸人で毎日投稿をしているのはカジサックか、ニューヨークだけなんじゃないか。

 

 1番の魅力は芸人らしいYouTubeであること。YouTuberっぽいふりきった企画をやるわけでもなく、ネタだけをストイックにあげるタイプでもない。お笑い芸人がYouTubeをしたらというスタイルを唯一貫いているチャンネル。お笑い芸人しかできない面白さがストレートに伝わってくるようなYouTubeである。

 

 男心をくすぐる内容も盛り沢山である。『芸人の話術があれば、相席居酒屋で番号をゲットできるか』はニューヨークチャンネルのキラーコンテンツにあたる。タイトル通り、相席居酒屋にコンビで行き、ボケやツッコミで話を盛り上げればラインを交換できるかの検証企画である。テレビでは放送しないような企画を魂込めてやってるのがとてもいい。似たような企画もあり、『潜入・ナンパ企画』と称した再生リストでまとめてあるので見て欲しい。動画を見てると、俺らおもろいっしょ感、素人を下に見てる感も伝わってきて、僕らお笑い好き素人にとっては、やっぱ芸人はすごいなと感動させられる。

 

 他には芸人に詳しくなる。僕はこのチャンネルを見るまで、吉本芸人を少し毛嫌いしていた。吉本好きな人って、劇場通いでスマホカバーにダサい芸人シールはって、NSC何期なのかやたら詳しくて痛い人ってイメージだった。大阪吉本はおもろいけど、東京吉本は面白くないイメージがあった。あとK-PROライブに出るような他事務所を好きって言ってる方がダサくないと思っていた。しかし、このチャンネルで、吉本芸人の名前がたくさん出てくるたびに、誰なのか調べたりネタを見てみたりしていくうちにどんどん詳しくなっていく。

 なかでも『ニューラジオ特別生配信』はめちゃめっちゃ濃いラジオだった。毎日ベテランから若手まで幅広くゲストを迎えて、何故芸人になったかから学生時代の何軍だったかまでを紐解き、テレビでは見せない人となりを細かく知ることができた。とろサーモン久保田に良いイメージをもたなかったが、これを見てから全然見方が変わった。ラジオ好きにはぜひ見てほしい。

 

 またスタッフもすごい。チェひろし、奥田泰、金井くん。リトルトゥースの中では聴き馴染みある名前だろう。ナイナイのハカギ職人であった、正統派作家と、ラブレターズハガキ職人だったぶっとんだ作家と、22歳の若い作家。いろんな要素が取り入られて面白い企画を生み出す。最初はラジオをYouTubeでやりたいからと言われて、オールナイトニッポンつながりで集まった作家だが、企画ものも投稿することになった。企画自体はニューヨーク発案のものは少なく、スタッフ人によるものが多いため、たまにいやいややらされてる感が映る部分もよい。

 

 なんと言ってもニューラジオだ。毎週日曜日の22時から、YouTubeで生配信のラジオを行なっている。オールナイトニッポンで戦っているスタッフということもあり、ビタースイートサンバみたいな音楽から始まり、オープニングトーク、一人ずつのフリートーク、企画と普段からANNを聴いてるリスナーにとっては、すごく聴きやすくなっている。芸能界の裏事情、女優を抱きたいみたいなゲスい内容が多い気もするが、それもニューヨークらしさが伝わってくる。また、かっちりとしたトークを持ってきて落とすみたい感じもなく、雑談を聴いてるかのように聴ける。とは言っても、他の芸人がYouTubeに上げてる雑談のようなラジオよりは遥かにレベルが高い。

 

 これだけ見るとYouTubeがおもしろ芸人になってしまうが、2人の実力があってこその面白さだ。ニューヨークのすごさは『ニューヨーク大好き芸人』で確認してほしい。無限大のカリスマとよばれる2人。今までたまたま軌道にのることができなかったが、ゴールデンのMCに抜擢されてもおかしくないと思っている。屋敷の人の魅力を引き出す力はオードリー若林につぐと思うし、嶋佐のボケは千鳥の大吾につぐと勝手に思っている。5年後10年後にはテレビをガンガン回してるかもしれない2ニューヨークのYouTubeチャンネルを登録してみては!

ラジオ好きな人

A:好きな映画って何?

B:そうやって聞かれた時、なんて答えたらいいのか迷うから、だいたい安定のバック・トゥ・ザ・フューチャー2って言ってる!


僕らラジオ好きは、そんな返しをしてしまう。ラジオではないのに。


芸人のラジオにおいて、普段の私生活の裏側を話すのが面白いのである。

バラエティ番組を表とすると、その裏を話すのである。


普通なら、好きな映画何?に対する答えはストレートに答えるべきである。

ただ、裏で話してしまう。


ラジオは裏である。

俺はラジオが好きだ。

だから裏が普通になってしまっている。


考えてみれば表を忘れてしまっている。

普段の会話で表トークをする事が出来なくなってきている。


いつか流行ったA5サイズのプロフィール帳をもう一度やりたい。表でズバッと!

出会いと別れ

タバコを吸っている人はダサい。

誘惑に負けた人が吸うものだ。

百貫デブと同じだ。


僕は2年前の夏20歳の誕生日を迎えた。

20歳の誕生日なんて盛大に祝われるものだと思った。

でも現実は違った。

普通に7時に起き、普通に会社に行った。


いつも通りの仕事をこなし会社の帰り道、なんて寂しい帰りなんだと悟った。

20歳を迎えたからこそ、できることをしようと思った。


正直、お酒も風俗もかじっていた。

「タバコだけ吸ったことないな。」


会社の帰り道、少し遠回りしてコンビニに寄った。

行きつけのコンビニだと、煙草デビューがバレる気がしたからだ。


コンビニの駐車場につく。

吸うならかっこいいタバコを吸いたいと思った。


一番に頭をよぎったのは椎名林檎だった。

椎名林檎、スペース、煙草で検索し、「ハイライトだ」と決めた。


店に入るやいなやなれた口調を装って、「ハイライト2つ」と言った。

2つ以上まとめて買うものが普通だと思っていた。

そしてライターは買わなかった。

初めて吸うのがバレそうな気がしたからだ。


コンビニの店員さん「青ですか、緑ですか?」


『ハイライトに種類なんてあんのか?椎名林檎教えてくれ!どっちを吸ってるんだ?』


訳がわからず「強い方で!」と言った。

正解は青だった。


すぐに車で吸った。

親にもらったボロい車だったから喫煙車にする覚悟はあった。

そして、お墓まいり用のライターが車にあったからそれを使った。


すぐさま煙草の吸い方を調べた。

ライターの火をつけながら煙草を吸うことを初めて知る。


初めて吸った感想はよくわからなかった。

何が美味しいかわからなかった。


後日友達に教えてもらい、肺へ入れるようになった。

そして、友達が吸うタイミングに合わせて、

『こういう時に吸うんだ』って感じで一緒に吸うようになった。


友達「ハイライトなんて最初に吸うもんじゃないよ」

俺「っえ?」


それからラッキーストライクのソフト、アメスピの水色を経由し、ゴールデンバットに行き着いた。

ゴールでバットは渋い。重い。安い。とても好きだった。


そしてこの秋、ついにゴールデンバットが生産中止。

店頭からゴールデンバットが消えた。


大好きだった女の子が、「私、東京行くの。女優になりたくて」と上京する映画のように

ゴールデンバットは勝手にいなくなってしまった。


体に悪いと言われているのに、煙草にハマる人がなぜあんなにいるのか。

喫煙所のあんまり親しくないのに喋ってしまう雰囲気。

彼女にやめろと言われてるのに隠れて吸ってるやつ。

ロックバンドの歌詞に出てきがちのタバコ。


気持ちがわかった気がした。


僕がこれから煙草を吸い続けるのかはわからないが、とりあえず禁煙したいな。


2年間、たった少しの時間だけど、朝起きて吸う煙草。ステーキ食べた後に吸う煙草。ボードに行って雪山で吸う煙草。ライブハウスでライブを観ながらすう煙草。母と換気扇の下を取り合いしながら吸った煙草。なんかどれも、喫煙所での少しの会話と風景が思い出となり、頭の中に残りました。


喫煙生活楽しかったな。

オードリーの日本武道館

オードリとの出会いは小学生5年生。

テレビっ子だった僕は面白い芸人を一早く知り、クラスの皆にやって見せた。


でも今の好きとは少し違う印象。


高校生になって何となく聞いたオードリーのオールナイトニッポン

そこで衝撃を受けたのを覚えている。

若林がボケまくっている。

春日が鋭く突っ込んでる。

二人とも下ネタで盛り上がっている。

面白い。


部活もちゃんとやってなかった僕は、マインクラフトでひたすら街を作りながら、パズドラで周回しながらANNを聴いた。

それもどうせならって感じで初回から。

どれが聴いた回かの収拾が付かなくなり、1から順番に聴いた。

まだradikoの有料会員もなかったため、ほとんどの回がYouTubeに載っていたのだ。


そしていつしか面白い芸人ではなく、考えや行動全てをリスペクトするようになった。

トーク中「この番組10代は楽しみしてるから」「いや、いるわけねえだろ」みたいなお決まりのやりとりがあったが、ここに聴いてる10代いるよと思いながら聞いてたのを覚えている。

その時一番好きな番組は『オドぜひ』。

全国テレビや先輩と共演すると普段の面白さが出ない二人にとって、一番自由に、ラジオと雰囲気の似た番組だった。


そしてリアルタイムで聞くようになって5年、ようやくイベントをやってくれた。

こんなに長い間ラジオ聴いているのに、一回も生で見たことの歯がゆさ。

寝巻きからバッチリ着替えたのに家から一歩も出ずに一日が終わる感じ。

ネタライブとかはちょくちょく応募してたになかなか当たらなかった。

だからこの日が本当に楽しみだった。

 


『オードリーのオールナイトニッポン全国ツアーin日本武道館

 


武道館は当たらなかったもののライブビューイングを見に行った。

単独でもなくネタライブでもなくラジオイベント。

簡単に言えば、武道館を使った大規模な公開収録。

10000人収容の武道館を即完、プラスライブビューイング。


その日はいつもと変わらず「全力で内輪ネタをやりにきました」から始まった。

オードリーのラジオでは、聴いていないと分からないワードや流れがものすごくある。

若林:「お弁当に?」

客:「グー」

若林「ダイドカン?」

客「あーい」

正直意味は分からないが全員が叫んでいた。

映画館の僕も隣の人も、聞こえるか聞こえないかぐらいでボソッとつぶやいていた。

この日も全力で、リトルトゥースを楽しませに来ていた。


二人の登場シーン。

最近プロレスにハマった若林はマスクを被り、レスラーの登場シーンを真似て登場。

春日はいつものように胸を張り、ゆっくりと客席に手を振りながら登場。


上から目線のキャラでデビューした春日、いつものように広い武道館をゆっくり歩いてくる春日だが、この日ばかりはもうボケでも何でもなく、ただただカッコいい春日だった。


エピソードトークは隠れてしまった若林の親父の話。

なくなった親父のことを『隠れた』と表現する若林に対して春日が笑い、すかさず若林が『笑ってんじゃねえぞ』のくだりがある。

大事な武道館でトークテーマに親父を持ってきたのも、親父さんに見せたかったみたいな強い気持ちがあるんだろう。


春日はANNが始まった当初上手く話をすることができず、毎週作家と打ち合わせをしてメモをし望んでいた。

トークにオチをつけるために無茶苦茶な行動をしたり、隣に座っていた人が「リトルトゥースです」と声をかけてきたと言う「リトルトゥース落ち」が続いたりもした。

でも最近は本当にトークが上手。

狙ってる女の話は本当に面白くて、春日が10年で地道につけたにトーク力の集大成だった。

落ちに「結婚することになりました」を持ってくる予感がしたも外れた。


しかし終盤では舞台上に春日の狙っている女がサプライズ登場。。

SM嬢とか女プロレスラーとかとんでもない人だと思っていたけどめちゃくちゃ普通の可愛らしい女性でした。


昔から仲良いビトたけし、バーモンド秀樹、ドケチ隊の松本明子、夢芝居一発屋梅沢富美男で盛り上がった後、最後に30分漫才。


ステージ下から自動で上がってくるセンターマイクに待ってましたと言わんばかりの拍手。

そして漫才が始まる。

形が決まっている漫才は飽きも早いと言われているが、進化し続けていた。

30分はあっという間に終わってしまった。

流石ズレ漫才の先駆者。


深夜ラジオリスナーは共有することも少なく、自分のためだけに喋ってくれる感じがする。

ある意味孤独である。

そんな気持ちで聞いてる人がこれだけ集まっていることにとても感動した。

「何だよ、聞いてる人結構いるんじゃん、俺一人じゃないじゃん」って。


リトルトゥース友達が欲しくなりました。


それにしても二人のトークは本当に面白い。

テレビではまだまだだと思うけど、ラジオ界のドンになる日も近い気がした。


これからも深夜布団で目を閉じながら、少しだけ声出して笑っちゃうような土曜日が続くといいな。


アディオス!!

金属バットのお漫才

  髪長すぎて目見えないバンドマンをどう思うかわからないですけど、僕は好きなんですよ。こいつ毎日一食だけしか食べてなさそうだし、電気止まってそうなのに、タバコを買う金はあるんだな。音楽なくしたら、確実に正社員としては働けないな、みたいなバンドマンを応援したくなっちゃうんですよね。

 

何でしょう。僕が根が真面目だからちょっと憧れみたいなのがあると思うんですけど。

 

そんな感じの芸人がいるんです。天下のよしもとクリエイティブエージェンシー所属の漫才師「金属バット」。

とにかく見た目が奇抜。長髪で出っ歯な友保と背が高くて坊主の小林。ルックスがどストライク。どうみても非合法な薬売ってますね。基本的に千鳥の大悟とか天竺鼠の川原とかいかつい感じの坊主すきなんですよね。このルックスで親は朝日新聞を読むバチバチの公務員らしい。

 

2人とも工業高校に通っててそれから映画学校通ってて辞めて芸人になったのと、一度就職したけれど仕事が暇過ぎて神社で暇つぶしにタバコ吸いまくるから、このままじゃ肺がんになるから辞めた2人が合わさってできて漫才師。工業高校出身は僕も同じで、工業行った人にしかわからないようなボケもよくするのも面白い。僕はアーク溶接のが得意でした。

 

  漫才形式はしゃべくり漫才っていうんですかね。個人的に漫才の中で、ちょっとコンビニの店員やるからお前客やってっていう振りで、コントっぽくなるやつが嫌いないんですよ。だから、こういう会話っぽい漫才、台本ないんじゃないかって思わせる話し方がいい。

内容としてはこばちゃんのぶっとるでるボケに友保がコテコテの関西弁でつっこんでいく。プリクラの本体買ったんよっとか、九九がうる覚えだから確認してっていうような漫才の入り。オチは大体適当。でもめちゃくちゃかっこいいんですよ。適当っていったらいけませんね。構成はめちゃくちゃしっかりしています。

 

小林:仏だけにほっとけー

友保:うぇー、

小林:ホットケーキ

友保:うりゃありゃーした

 

がさつい。あらい。

ただ、それがかっこいい。

 

あと、普通「どうもー」って登場して元気にスタートするじゃないですか。金属は「っね!」「っね!」みたいな感じで、何話そうかなーみたいな助走が面白い。

あとネタ終わりの友保のお辞儀角度は見もの。

 

笑い飯見たいとか言われてるけど、ようわからん。台本は書いてるの?っていうMCの問いに、筆も重くなりましたわって言う。2人で話しながら作っていくらしい。

 

音楽好きな人って映画好きだったりお笑い好きなだったりする人多いと思う。飽きてきたら金属バットの漫才みてみてはいかが。

 

オードリーの漫才とロックバンド

最近諸事情により姉と2人の部屋で寝てる。

約3ヶ月間だけなんだけど、真夜中にギターを弾いたり、録画番組を見たりxvideoを見えなくなってしまった。

でも僕は割とそういうのには耐えれて、その時間を使いラジオを聞いたりしてる。

 

僕は20歳でありながらヘビーリトルトゥースであり、

高校時代には10年分ぐらいのオードリーのオールナイトニッポンを聴いた。

高校生の時に若林が好きになり、通学中に電車の中で必死に笑いをこらえながら昔のラジオを遡って聴いていた。

でも、もう一回全部聴き直したいっていう思いがずっとあって、この機会にまた聴き始めている。

 

普段はバンドが好きで最近はSUNNY CAR WASHとかを聴いてるんだけど、

お笑いも好きで、オードリーと金属バットが大好きなわけである。

 

なぜそんなにオードリーが好きかは、二人とも中高一貫校の男子校育ちってとこだと思う。

女の子と一切触れ合わずに工業高校に通っていた僕と一致して好きになった。

もちろん若林の少し毒吐くようなところも好きになった理由の一つ。

オードリーについては書きたいことがたくさんあるから、今度書こうと思う。

 

若林があんな感じなのは、若林の父が大分狂った人だからだと思う。

若林の父は音楽関係の仕事をしていたり、サラリーマンを何度も首になったりしてたらしい。

そんな環境で育ったから若林があんな感じになったのだろう。

 

読書ばかりして根暗なイメージのある若林だけど

チャットモンチーのライブに行ってたり、クリーピーナッツが好きだったり、たまに音楽の話をしたりもする。

で昔のラジオを聴いていたら興味深い話があったので書こうと思う。

 

「なぜ春日を少し遅らせてステージに来る登場のスタイルにしたか」の話。

 

春日に胸をはらせて、若林より遅れて登場する。独特な登場の仕方だ。

 

若林はセックス・ピストルズが大好きで幕張に見に行ったことがあるらしい。

バンドも漫才もなんだけど、今日は見に来てくれてありがとう、って気持ちでステージに出てくる。

漫才の場合、待たせてごめんって感じで1秒も無駄にしないように走って出て来る。

バンドのライブだとMCで「今日は見にきてくれてありがとう」と口にするバンドがほとんどだ。

 

でも若林はそれに違和感があったらしい。

「違う、違う。俺たちが見に来たくてライブを見に来たんだから、ありがとうなんて言わなくていいから」

 

そんなのは一流アーティストがやることなんだけど、若林はこれだって思ったらしい。

若手の漫才師は全力で走ってくるのに、全く逆のことをやる。さすが若林だと思った。

 

そんな若林にちょっとだけロックな魂が見えたって話です。

 

BGM:sayonara complex/CHAI